【3D University Japan 2011】
3DU-J 2011は、デジタルコンテンツエキスポ2011の一環として、2011年10月22日に日本科学未来館みらいCANホールにて開催されました。
20日に行われたオープニングセッションでは、I3DSの会長が登壇し、イントロダクションとして以下の講演を行いました。
●3DU-J 2011 イントロダクション
米オプトメトリック協会は、3Dは健康に積極的な影響を与えると報告しました。また、広告主はメディア市場で消費者にインパクトを与えるために3Dを利用しています。わずか2年の間で、3D映画の収益は2倍になっています。2Dより高額の3D映画チケットが世界中で販売され、これによってエンタテイメント業界の業績が強化されました。この夏、「トランスフォーマー3」などが見事な興行成績を収めましたが、3Dコンテンツは、今後も様々な選択肢を消費者に提供していくでしょう。3Dの事業者にとっての新しい機会とは? 利益の上 がる3D制作に関する課題とは? 今後話題となる3D映画、3Dテレビ番組は何か? 本イントロダクションでは、以上に加え、世界の3D関係者が成功を収めるために必要な鍵となる要因について述べました。
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ジム・チャビン
国際3D協会 会長
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●2D/3D変換の最先端
最近、2D/3D変換による映画制作が急増しており、3Dエンタテイメント産業の中心の一つとなっています。2D/3D変換は、新たなツールであるため、業界では混乱や誤解を生じることがあります。非常に創造的なプロセスである一方で、不適切に行われれば、映画の質を悪くするだけでなく、一部の鑑賞者には肉体的苦痛をもたらす可能性もあります。
本セミナーでは、Digital Domainのジョン・カラフィン氏にご登壇いただき、「トランスフォーマー3」などのケーススタディを通して、高品位の3Dコンテンツを従来のワークフローとハイブリッドなワークフローの双方で、どのように3D変換を活用するかを解説いただきました。
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ジョン・カラフィン
Digital Domain Holdings・プロダクションディレクター
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●3D演出への最新アプローチ
美しさと視聴の快適さを兼ね備えた3Dコンテンツを制作するための秘訣を、Walt Disney Animation Studiosのロバート・ニューマン氏に解説いただきました。3Dの快適さと映像の魅力を同時に追求するということは、相容れない目標のようにみえがちですが、ストーリーを最優先することで二つの目標が達成されます。Disneyの大ヒット作である「塔の上のラプンツェル」を例に、成功の鍵となった最新テクニックを紹介いただきました。
本セミナーでは、「ライオン・キング 3D版」の制作過程についても触れ、3Dの快適さと美しさへのアプローチが、どのように変換されたコンテンツにも適用され得るかを解説いただきました。
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ロバート・ニューマン
Walt Disney Animation Studios・3Dスーパーバイザー
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